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検温と消毒同時にできます

一体型カメラ・噴霧器発売

茨城新聞(2020年10月29日(木))

検温と消毒同時にできます

警備や防犯機器販売などを展開している東関東警備保障(ひたちなか市津田・鴨志田聡社長)は非接触で検温できる「AI(人口知能)顔認証サーマルカメラ」と足踏み式噴霧器の一体型セットの販売を開始した。新型コロナウイルス感染拡大が続く中、検温と消毒を同時に行うことで効率化し、差別化を図った。

コロナ禍で機器の営業活動が制限され、警備を担うイベントの中止といった影響を受ける中、感染症対策に取り組む地元中小事業者のニーズに応え、売り上げ確保にもつなげようと、5月から大人数を一度に検温できる「ドーム型」のカメラの販売を開始。8月には今回発売するセットでも使う「顔認証リーダー型」の取り扱いを始めた。

足踏み消毒器は県内製造業11社でつくる共同受注体「GLIT(グリット)」(松本徹代表)が開発。カメラと一体化させるため、安定性を向上させるなど改良を加えた。

カメラはマスクをした状態でも顔を検知し表面の温度を測定する。測定の誤差は±0.5度。設定した温度以上を検知した場合などは音声で知らせる。顔のデータは6000人まで登録可能で、勤怠管理にも使える。

料金はリース(3年)が月額9350円(税込み)、レンタルは1カ月4万9500円(同)から。購入の場合は30万2500円(同)。

9月下旬から販売を開始し、これまでに国の持続化補助金などを活用した飲食店や病院、自動車学校など、不特定多数が出入りする施設で導入された。今後はイベントやオフィスなどでの活用を見込む。

同社は「地元企業が厳しい状況にある中、反転攻勢に向け一歩を踏み出すためのお手伝いができればいい」としている。

掲載記事内容より転載

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